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Tam Lin
2007.10.10 Wed
Tam Lin著者: Susan Cooper
イラスト: Warwick Hutton

Level: 0.9
Words: 2,790(概算)
満足度: ☆☆☆★★
多読: 241冊目

絵本のレビューが続いてますね~。これももちろん図書館の本です。既に顔見知りだった「Love You Forever」や「Owl Moon」と違って、こちらは全くの初対面。おわかりかとは思いますが、表紙のお間抜けな馬ヅラした馬(いや馬だから当たり前なんだけど、あまりにもこの言葉がピッタリくるのでつい…)に引き寄せられて借りてきました。

読んでみると厚みの割に文字数が多くて設定が細かい。これは何かお話の基になった伝説か民話みたいなのがあるんだな、と思って調べてみたら、スコットランドのballad(物語や寓意のある歌。言うなれば琵琶法師たちが聴かせる「平家物語」もバラッドかも~。)、「Tam Lin」がベースだそうです。この著者&イラストレーターさんのコンビであと2作「The Selkie Girl」と「The Silver Cow」があって、『ケルト三部作』となっています。こちら↓

The Selkie GirlThe Silver Cow: A Welsh Tale


ちなみにSelkieっていうのはアイルランド、アイスランド、フェロー諸島周辺に伝わる伝説の生物で人間に変身するアザラシのようなもの?(自信ナシ)で、お話は基本的に恋愛悲劇(あらら)。ハリポタやファイナル・ファンタジーにも出演(?)しているそうですよー。「The Silver Cow」の方はウェールズのお話で、ハープ奏者のHuwの元にバルヴォグ湖(Llyn Barfog)から美しい魔法の銀の牛がやってくるお話(多分)。いずれは全部読んでみたいな。

SSS書評システムには登録されていませんでしたが、語数もかなり多いので全部自分でカウントするのはツライ!と、今回1行当たりの平均単語数×カウントした行数で計算しました。絵本にしてはかなりのツワモノですよ。

<あらすじ>∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
  王女Margaretは国の少女達の模範となるべく、お城で刺繍をしながらしかるべき身分の
  男性から求婚されるのを待つ、という毎日を強要されていた。そんな生活に嫌気が
  さしたMargaretは、一人で城を飛び出し、妖精Tam Linが現れるというCarterhaughの
  森に行ってしまう。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


結構な読み応えでした。挿絵の方は、中身に対して割とさらっと描いてあって淡白というか。でもよくよく見ると、スカートの裾をたくし上げて白を飛び出す王女様なんかもしっかり描写されてるのです(^^) 鼻から火を吹く馬、かっこ悪くて笑えるんですけどー(^▽^;A

結局、絵本の内容よりも元になったタム・リンの伝説の方が気になっちゃいました。一般に知られているお話では、Tam LinはCarterhaughという名の森に住む若者の姿をした妖精で、そこを通りがかった乙女の操を例外なく(!!)奪ってしまうんだそうです。そんな乙女達はみんな二度と帰ってこないのですが、ただ一人王女だけが城へ戻り、しかも彼女はTam Linの子を妊娠していた、と。彼が本来は人間の子供であったこと、妖精の女王に捕らえられて生贄にされてしまう運命であること等は絵本にも細かく書いてありましたが、この辺りのTam Lin一般常識は削除されてしまったようですね(当たり前?)。

でもこの辺りを大人な斜め読みで見てみると、Tam Linってのは手癖の悪いタダの若者で、帰ってこなかった乙女達はその身を恥じて他所へ行ったか、もっと悪ければTam Linに殺されてしまったか。その中で王女だけが城へ帰れたのは、Tam Linが彼女の身分を利用できると踏んだからか、彼女が自分の子を身ごもったためか・・・そんな風に考えられちゃうのです。そんな話が実際にあって、やがて秘密のベールに包まれた不思議なお話になっていったんじゃないか、なーんて。素直じゃないですね~、アハ(゜▽ ゜)

ってどんどん本の内容とはかけ離れて行ってるしー(>_<) ま、これも洋書読書から得られた知識、ということで勘弁してください・・・。

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