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By Possession
2007.09.03 Mon
By Possession著者: Madeline Hunter
Series: Madeline Hunter 中世6部作

Level: 8.0
Words: 123,000(概算)
満足度: ☆☆☆☆★
多読: 233冊目

ヒストリカル・ロマンス2冊目にして読んだ『By Arrangement』ですっかり気に入ってしまったMadeline Hunter。今回は『By Arrangement』より時代を遡った中世6部作の2作目(出版順として)に挑戦しました。読み終わってからちょっと時間が経ってしまったので、記憶があやふやなところがあるのですが・・・いや、それは私の読解力が足りないせいか(笑)。

書評システムにも、頼みのamazon.comにも語数が載っていないので、久々に語数計算しましたよ。1行当たりの単語数が平均11.5、1ページ当たり行数が35行、ページ数は余白分を差し引いて352ページ、1ページ当たりの文字率は0.87で計算。11.5×35×352×0.87=123,262になるので、1,000以下の数字は切り捨てて12.3万語とな。ま~、結構な語数だったのね(^▽^;

<あらすじ>∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
  Moriaはかつて仕えていた女主人Claireの息子Brianを、彼が亡き父親に代わって継ぐ
  べき領地を奪ったSimonから隠し、守り育ててきた。ところがある日、十字軍に参加
  して死んだはずのBrianの父親、Barrowburghの正当な領主であるAddisが現れ、Brianを
  連れ去ってしまう。幼い頃からAddisに好意を抱いていたMoriaは、彼の別人のように
  影を帯びた様子に驚く。  
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


読んでみてビックリ。主人公は2度の結婚歴がある(2度とも死別)庶民で巨乳(笑)の女性、ヒーローも子持ち(妻とは死別)。実際にヒストリカル・ロマンスを読んだのはこれで3冊目ですが、書評などで目にするのを含めても、かなり珍しい設定なんじゃないかと思います。大抵ヒロインって落ちぶれてても元は身分が高いとか、身分は高いけど容姿や頭脳の面で周りから浮いていて行き遅れ(爆)だとか、財はあるけど身分は低いとか、そういうのが多い気がしたので、全くの平民、財もナシ、結婚経験あり、って衝撃的でした(^^;) また今まで読んだ2冊は両方とも、世間知らずのお姫様が主人公でしたからね。

ちょっと予想外の人物設定に、一体どんな話になるのやら…と思って読み始めましたが、何といったらいいんでしょう。大人の恋って感じです~(///▽///) 2人とも年齢を重ねた男女だからこそ、勢いだけでは先に進めなくてハラハラさせられたり、道理がわかりすぎて一歩ひいてしまったり。Addisの過去の傷なども絡んで、ただ2人が出会って恋に落ちて…ではない、とても人間的で現実的な気持ちの動き方が印象に残りました。脇役はもっと出てきていいところで出番がなく、思い出したように出てきたり、「そんなのアリ?」な行動をする人物もいたりして、物足りないような感じがするのですけどね。まあ、2人の気持ちがどうなっていくのか、だけでも十分読み応えがあるのでいいか。

2人の身分の違いが決定的なので、単純に恋に落ちて結婚→めでたしめでたし…にはならないんですよねぇ(-_-)~3 Moriaを必要としているAddisだけど、政略結婚で身分の高い姫を娶らなくてはいけないし、MoriaはMoriaでAddisがどんなに好きでも愛人として暮らすことには耐えられないし、やっぱり女性として普通に穏やかな家庭を築きたい。彼女はとても意志が強い女性なので、こんな2人に一体どうやったらハッピーエンドが!? ありえないだろ!? なんて思ったのですが、結末にはほっとしました(^▽^; ヒストリカル・ロマンスなのにアンハッピーエンドとかある!?ってどきどきした(^-^;

ただねぇ、やっぱりすんごい難しかったです(≧ヘ≦)/ 『By Arrangement』は興味のあるエドワードⅢ世の時代、ということでまだわずかながらも知識があったのですが、それより遡るとなると(?_?) 知らない単語満載&単語は知っててもイメージわかない、の繰り返し。特に十字軍に関する辺りがも~全然ダメで。Hugh Despenserとか、Isabella王妃とか、Roger Mortimerが出てきた当たりでホッとしました(^^;A やっと知り合いに会えた~、みたいな(笑)。

あとは、封建制度というのでしょうか、身分制度がこれまた難解。ヒーローAddisが"Lord"で、Moriaは"serf"の生まれ。Addisは敵地で囚われていた間、"slave" として働いていた。"slave" の方が "serf" より身分は低そうで…(-''-)訳ワカラン。serfが土地に属しているのに対して、slaveは個人に属するんですよね。serfというのは、日本の江戸時代などの農民と同じような感じなのでしょうか。領主様に決められた年貢を納め、その余剰分は自分の手元に残せる。一方 slave は無償で働かされるし、個人として得られるものはない。読んでる私としてはMoriaに「身分差なんてどーでもいいじゃん。」って言ってしまいたくなるのですが、そんな簡単な話じゃないんだろうなぁ。今の日本に生まれて良かった(-_-)

もうひとつ、Lordに対してMoriaたち領民がお金を払わされる場面があって、これがまたよくわからないんです。自由の代償なんでしょうか。Moriaはとんでもない額をAddisにふっかけられて、ずっと彼の "bondwoman" でいるので。 "serf" は勝手に引っ越ししたり結婚したりできないみたいだし、お金を払ってそれを免除してもらうのかな? それともお金を払ったら自由民になれるんでしょうか。ああ、わからない(T△T) もっと世界史、っていうか今はとにかく英国史だけでもちゃんと勉強したいなぁ( ̄^ ̄) 

1冊目の『By Arrangement』が、2人のラブラブ具合を楽しみつつ謎解きもあってドキドキだったのに対して、今回は大人の事情が絡んだちょっぴりビターな恋愛を楽しみました。でも王権交代などの歴史的背景も相変わらずバッチリ生かされてて、やっぱりこの作者さん好みです。お勉強はとりあえず置いといても、またシリーズの続きを読もうっと♪ やさしい本で休憩しつつね(^0^;)

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